初心者必見!ワインの保存方法とおすすめのワインアクセサリーを徹底解説

ワイン 保存方法

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ワインを自宅でおいしく飲むための保存方法に悩む人は多くいます。この記事では、未開封ワインと開栓後のワインの保存方法や季節に応じた保存方法、セラーがない場合の保存方法まで解説します。記事を読めば、ワインの保存に関する悩みが解消され、ワインを楽しめるでしょう。

ワインをおいしく保存するには、適切な温度と湿度の管理や遮光、振動対策が重要です。開栓後は空気との接触を最小限に抑えるのがポイントです。
» ワイン選びの基本からおいしく飲むためのポイントを紹介!

嫁ちゃんソムリエ

ワインのプロが、初心者の人にもわかりやすく解説します。

目次

ワインの保存方法が難しい理由

ワインの保存方法が難しい理由は、ワインの繊細な性質にあります。温度や光、酸素、振動、湿度などがワインの品質に影響を与えるためです。最適な保存方法は、ワインの種類や開栓前後で異なります。適切に保存すると、ワインの品質を長く保てます。

未開封ワインの保存方法

味と品質を長期間維持するために、ワインを適切に保存しましょう。未開封ワインの保存方法は以下のとおりです。

  • 適した温度や湿度を保つ
  • 光を避ける
  • 振動がなく安定した場所に置く
  • ワインボトルは寝かせる
  • 匂いが付かない場所に置く

適した温度や湿度を保つ

ワインを保存する際は、適切な温度と湿度を保ちましょう。理想的な保存温度は10〜15℃で、湿度は50〜80%です。温度と湿度の条件を守ることで、ワインの品質を長期間維持できます。管理方法としては、温度計と湿度計を設置しましょう。ただし、冷蔵庫を使用する際は注意してください

ワインの種類によって最適な保存温度が異なります。赤ワインは室温よりやや低めに、白ワインはさらに低めの温度で保存しましょう。スパークリングワインは最も低い温度で保存するのが適切です。季節による温度変化にも注意が必要です。夏場は温度上昇に気を配り、冬場は暖房による乾燥に注意してください。

適切な温度と湿度を保つことで、ワインの風味を最大限に引き出せます。

光を避ける

ワインの保存は、光を避けることが重要です。直射日光や強い光はワインの品質を劣化させる原因となります。カーテンやブラインドで窓からの光を遮断したり、ワインラックを使って光が当たりにくい場所に置いたりしましょう。

ワインセラーや暗い棚の中で保管したり、ワインボトルをワインバッグや新聞紙で包んだりするのも良い方法です。紫外線を通さない色付きのボトルを選びましょう。蛍光灯や白熱灯の下に直接ワインを置くのは避けてください。適切な方法を実践すると、光によるワインの劣化を防ぎ、長期保存が可能です。

適切に保存することで、ワインの風味や香りを楽しめます。

振動がなく安定した場所に置く

ワインの品質を保つために、振動のない安定した場所に置きましょう。振動はワインの熟成に悪影響を与え、味や香りを損ないます。保管場所を選ぶ際には、以下のポイントに注意してください。

  • 床や棚の安定性
  • 家電製品や機械の位置
  • 交通量の多い道路からの距離
  • 扉の開閉による衝撃

地震対策として、転倒防止策を講じるのも大切です。ワインラックを使用して個別にボトルを固定したり、柔らかい素材で包んで保護したりするのも効果的な方法です。定期的に保管場所の状態をチェックすることで、長期間ワインを適切に保存できます。

振動のない安定した場所でワインを保管することで、ワインの味わいを最大限に楽しめます。

ワインボトルは寝かせる

ワインボトルは寝かせて保存しましょう。ワインの品質を保てます。コルク栓のワインは、ボトルを寝かせる方法が効果的です。寝かせて保存する理由は、コルクの乾燥を防ぐためです。ボトルを横にすることで、ワインがコルクに触れ続け、湿った状態を保ちます。コルクの密閉性が維持され、ワインの品質が保たれるためです。

ワインボトルは完全に水平ではなく、やや傾けた角度で置きます。ワインラックを使うと適切な角度で保存しやすくなります。長期保存の場合は定期的にボトルを回転させましょう。寝かせる期間は、赤ワインで3〜10年、白ワインで1〜3年です。スクリューキャップのワインは立てた状態で保存しても問題ありません。

ワインボトルを寝かせて保存することで、ワインの風味を最大限に引き出せます。

匂いが付かない場所に置く

ワインの香りを保つためには、匂いが付かない場所に置くことが重要です。適切な場所を選ぶことで、ワインの風味を最大限に楽しめます。保管場所は、以下の点に注意してください。

  • キッチンや調理場から離れる
  • 香水や芳香剤から離れる
  • 洗剤や清掃用品から離れる
  • ガレージや物置を避ける

換気の良い場所を選び、タバコの煙が届く場所は避けましょう。木製の棚や専用のワインラックを使用すると、匂いが付きにくくなります。密閉性の高い保管場所を選ぶと、外部の匂いからワインを守れます。新聞紙やダンボールなどで包むのは避けましょう。ペットの近くに置いてはいけません。

注意して保管場所を選ぶことで、ワインの香りを損なわずに、最高の状態で楽しめます。
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開栓後のワインの保存方法

ワインの風味を長く楽しむために、開栓後のワインを適切に保存しましょう。保存方法は以下のとおりです。

  • 再度コルクで保存する
  • 専用ワインストッパーを利用する
  • 空気を抜く器具を利用する
  • 小さなボトルへ移し替える

再度コルクで保存する

開栓後のワインの保存で、簡単で効果的なのが、再度コルクで保存する方法です。コルクを元の位置に戻して挿入すると、ワインの品質を保てます。戻す場合は、コルクの清潔さを確認し、湿らせてから慎重に挿入してください。保存する際は、ボトルを立てて保管することが大切です。

できるだけ早く、3〜5日以内に飲み切るのがおすすめです。コルクが壊れている場合は代替品を使用する必要があります。冷蔵庫での保存で酸化を遅らせますが、赤ワインは室温でも保存可能です。ただし、室温は保存期間が短くなるので注意が必要です。再度コルクで保存すると、開栓後のワインの劣化を軽減できます。

筆者

発泡性のあるワインは、開栓後に再度コルクをすることはできません。

嫁ちゃんソムリエ

開栓後に発泡性ワインを保存する場合は、「シャンパンストッパー」を使い、翌日には飲みきってしまいましょう。

専用ワインストッパーを利用する

専用ワインストッパーを利用すると、開栓後のワインを新鮮に保てます。専用ワインストッパーは、空気の侵入を防ぎ、ワインの酸化を遅らせる働きがあるためです。専用ワインストッパーは、シリコン製やゴム製で作られており、コルクよりも密閉性が高くなります。簡単に装着でき取り外しも可能です。

再利用も可能で経済的な点も特長です。使い方は簡単で、ボトルの口にストッパーをしっかりと押し込むだけでワインを密閉できます。冷蔵庫で保存する際も、ボトルを横にしても漏れにくいので安心です。さまざまなサイズや形状のボトルに対応できるタイプもあるため、家庭にあるワインボトルに合わせて選べます。

カラフルなデザインのものを選べば、ボトルの識別にも役立ちます。専用ワインストッパーは、数日程度の保存なら十分です。手軽に使える便利なアイテムです。

空気を抜く器具を利用する

開栓後のワインの品質を保つのに、空気を抜く器具を利用しましょう。空気を抜く器具を利用する方法は、ワインと空気の接触を最小限に抑えられます。以下の器具を使用して空気を抜くことが可能です。

  • 真空ポンプ
  • ワインセーバー
  • 手動ポンプ
  • 電動の真空保存システム
  • 専用のワイン保存キャップ

上記の器具を使うと、ワインの酸化を防ぎ、風味を長く楽しめます。空気を抜く以外にも、窒素ガスやアルゴンガスを注入して酸素を置換する方法もあります。酸素を置換する方法は、高度な保存技術を求める人におすすめです。

筆者

どれを使えばいいのかわからない人には、「バキュバン」がおすすめ!

嫁ちゃんソムリエ

「バキュバン」はスーパーにも売られてるし、ソムリエも実際にレストランで使っています。2,000円くらいで買えますよ。

小さなボトルへ移し替える

小さなボトルへの移し替えることで、開栓後のワインを長持ちさせられます。小さなボトルに移し替えると、ワインと空気の接触を最小限に抑えられます。375mlのハーフボトルや187mlのミニボトルを使用しましょう。移し替える際は、清潔で乾燥したボトルに素早く移し替えてください。

ボトルを完全に満たすことも重要で、ファンネル(漏斗)を使用します。移し替えが完了したら、すぐに冷蔵庫で保管しましょう。小さなボトルへ移し替えると、赤ワインは3〜5日、白ワインは1〜3日程度保存できます。移し替えたボトルにはラベルを貼り、元のワイン名と日付を記入してください。
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季節に応じたワインの保存方法

ワインの保存方法は季節によっても変わります。適切な温度と湿度を保つことが重要なためです。季節に応じた保存方法は以下を参考にしてください。

  • 夏場のワイン保存方法
  • 冬場のワイン保存方法

夏場のワイン保存方法

夏場のワイン保存は注意が必要です。高温多湿の環境はワインの品質を損なう可能性があります。夏場にワインを保存するポイントは以下のとおりです。

  • 室温を管理する
  • 直射日光を避ける
  • 冷蔵庫を利用する
  • ワインクーラーを使用する
  • 保冷剤や氷を活用する

上記の方法を組み合わせることで、夏場でもワインを適切に保存できます。しかし、家庭によって環境が異なるので、自宅の状況に合わせて最適な方法を選ぶのが大切です。湿度管理も重要です。60〜70%程度の湿度を保つことで、コルクの乾燥を防ぎ、ワインの品質を維持できます。振動も避けましょう。

短期間で飲み切ることも夏場のワイン保存には有効です。開封後は真空ポンプを使用して空気を抜くことで、酸化を防げます。白ワインやロゼワイン、スパークリングワインは低温で保存しましょう。

冬場のワイン保存方法

冬場のワイン保存は、温度は10〜15℃、湿度は50〜70%が目安となります。温度と湿度の条件を守ることで、ワインの品質を長く保つことが可能です。暖房の風が直接当たらない場所に配置し、急激な温度変化を避けます。ワインラックで横に置き、断熱材でボトルを包むと安全です。

冷蔵庫の野菜室を活用するのも効果的です。ただし、家庭用冷蔵庫は乾燥しやすいので、湿度管理に注意しましょう。ワインクーラーや小型のワインセラーを利用するのも良い方法です。ワインクーラーやワインセラーは、温度と湿度を一定に保てます。地下室や押し入れなど、温度が安定した場所もおすすめです。

地下室や押し入れは、環境が安定していることが多いので、ワイン保存に適しています。

自宅にセラーがない場合のワインの保存方法

ワインセラーがなくても、家庭で簡単にワインを保存できます。自宅にワインセラーがない場合の保存方法は、以下を参考にしてください。

  • 冷蔵庫を利用して保存する
  • DIYワインセラーで保存する

冷蔵庫を利用して保存する

自宅にワインセラーがない場合は、冷蔵庫を利用して保存しましょう。冷蔵庫の野菜室や冷蔵室は、適切な温度と湿度を維持できます。温度は10〜15℃に設定し、湿度は可能であれば70〜80%を保ちましょう。ボトルは横に寝かせて保存し、振動の少ない場所に置きます。強い匂いのする食品から離すのも重要です。

ただし、冷蔵庫の保存環境をより良くするために、工夫が必要です。ラップやアルミホイルでボトルを包むことで、光や匂いから守れます。段ボール箱や発泡スチロールの箱を利用して、温度変化や振動からワインを守りましょう。開栓後のワインは3〜5日以内に飲み切るのが理想的です。

嫁ちゃんソムリエ

一般的な冷蔵庫だと、湿度は10~20%とされています。野菜室であれば、湿度は20~50%が標準です。

筆者

野菜室がない冷蔵庫でワインを保存する場合は、コルク部分に水で濡らした脱脂綿(コットン)、その上からラップを巻いておけばワインの乾燥を防げます。ただし、定期的に脱脂綿が乾いてないかをチェックしてください。

飲む際は、赤ワインは30分前、白ワインは直前に冷蔵庫から取り出すのがおすすめです。

DIYワインセラーで保存する

簡単な材料と少しの工夫で、ワインの品質を保つ環境を用意しましょう。DIYワインセラーは、段ボール箱や木箱を利用して簡易的なセラーの枠を作ります。断熱材を箱の内側に貼り付けると、温度が安定します。温度計と湿度計を設置して定期的にチェックしてください。温度調整は冷却用の保冷剤や氷を入れましょう。

暗所や日光が当たらず、振動の少ない場所に設置することも重要です。ワインラックを使ってボトルを横に寝かせて保管します。除湿剤を入れて適切な湿度を保ち、換気ができるよう通気性を確保するのも大切です。必要に応じて、小型の冷却ファンを設置するのも効果的です。

DIYワインセラーを作ることで、自宅でもワインの品質を保てます。
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ワインの保存方法に関するよくある質問

ワインの保存方法についてのよくある質問をまとめました。参考にしてください。

  • ワインが酸化した場合の見分け方は?
  • 保存中のワインが凍ってしまったらどうする?

ワインが酸化した場合の見分け方は?

ワインの酸化を見分けるには、色や香り、味の変化に注目しましょう。赤ワインが茶色がかったり、白ワインが濃い黄色になったりしていれば、酸化の可能性があります。香りがフルーティーさを失い、酢のような臭いがする場合も要注意です。飲むと、フルーティーさが消えて酸味が強くなっています。

開けたときの泡立ちが弱かったり、舌触りがざらついたりするのも酸化のサインです。コルクの状態も重要です。膨張していたり、液漏れの跡があったりする場合は、酸化の可能性が高くなります。開封後時間が経っているワインは、ボトル内の空気量が多くなるので酸化のリスクがあります。

酸化したワインの特長を覚えると、ワインの酸化を見分けやすいです。酸化したワインは飲まない方が無難です。新鮮なワインを楽しむためにも、注意して保存しましょう。

保存中のワインが凍ってしまったらどうする?

凍ったワインは、自然解凍するのが最善の対処法です。急激な温度変化は品質に悪影響を与える可能性があります。室温で徐々に解凍しましょう。解凍後は、以下の点を確認してください。

  • ボトルの亀裂
  • コルクの状態
  • 液体と凍結部分の分離

確認を行い、味や香りに変化がないかテイスティングしましょう。問題がなければ、ワインを楽しめます。しかし、凍結によって品質が低下している可能性があるため、早めに飲むのがおすすめです。再凍結を避けるために、保存方法を見直すのも重要です。適切な温度管理と保存場所が、ワインの品質を保つ鍵となります。

まとめ

ワインの保存方法について、未開封ボトルと開栓後の保存方法や季節ごとの注意点、セラーがない場合の代替案を解説しました。適切な保存方法を知ると、ワインの風味と品質を長く楽しめます。温度と湿度の管理や遮光、振動の防止など、基本的なポイントを押さえるのが大切です。

開栓後は専用ストッパーや空気抜き器具を活用すると効果的です。自宅でのワイン保存に悩んでいる方は、冷蔵庫やDIYセラーなども検討してください。自分に合った保存方法を見つけることで、ワインをより楽しめます。

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この記事を書いた人

日本ソムリエ協会認定のソムリエ夫婦です。
プロの感性を活かして、本当に美味しいワインをご紹介。
ただのレビューサイトではなく、ワインの基礎も分かりやすく学べます。
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